昨日から前泊にて長野県の木曽福島に来ています。
江戸時代の五街道のひとつに「中山道」があり、
(日本橋から京都・三条大橋を結ぶ街道)
木曽福島の関所”福島関所”は日本四大関所の一つです。
今回は、大阪の総合建設コンサルタント会社様から
運航スタッフ派遣のご依頼を頂き、海を離れ、山の中での船長業務です⛰
木曽福島駅から車で約20分、
牧尾ダムで堰き止められた『おんたけ(御岳)湖』での業務となります。
牧尾ダムは、愛知用水の水源として、1961年(昭和36年)に完成した「中心遮水ゾーン形ロックフィルダム」(主に岩石を盛り立てて造ったダム)で、有効貯水量は6,800万m3(名古屋ドームの40杯分)です。
引用: 愛知用水総合管理所 – 牧尾ダム
牧尾ダムは、世界銀行の融資を受け、アメリカ人技術者の協力と、輸入された大型機械により施工したダムなんだそうです📝
1957年、長年干ばつや水不足に苦しんでいた愛知県知多半島で農業、産業、生活のために安定した水資源を供給しようと、水力発電と水を供給する愛知用水プロジェクトが日本政府と世銀の協定によって開始されました。 このプロジェクトは、木曽川上流に牧尾ダムを建設し、農業開発や工業の発展には不可欠な上下水や工業用水を供給することを目的としていました。
愛知池、松野池、三好池等の溜池、岐阜県の 木曽川から知多半島南端に至る112kmの幹線水路と、幹線水路から分岐して水を供給する1000kmもの支線水路の全ての建設が、わずか5年で完成しました。
引用: 愛知用水公団 愛知用水事業分 ~ 日本が世界銀行から貸出を受けた31のプロジェクト
まずは艇をお借りするために、現状点検、現状確認を行います。
艇体の傷の状況、プロペラのチェック、エンジンチェックを終え、航海日誌に記載。
事前点検を終えて、艇庫から船を降ろします。
艇を降ろし、業務位置へ。
ボートにて護岸の損傷部近くまで向かい、状態の確認作業。
今回はそのための船長業務を承りました。
現場に向かう途中の景色は
湖面に映る山々が幻想的で、まるで鏡のようでした。
やや流木が多かった印象ですが、無事作業完了しました。
風もなく、お天気に恵まれた1日となりました☀
湖畔での運航スタッフ派遣は初めてであり、新たな経験となりました。
ご依頼いただきありがとうございました。