長寿の星『カノープス』を探せ【遠藤亜】

気づけばあと数日で3月・・・

ここ数日春の暖かさが続き、街中では梅が見ごろを迎えていますね🌸


最近は、夜空を見上げて『プレアデス星団(すばる)』が肉眼で何個見えるか、

日々、自分と戦っている遠藤です。

(何度目を凝らしても4つしか見えません・・・👀)

※視力の良い人だと6~7個程度観察できるようです

https://members.subaru.jp/with/hoshizora/howto/howto004.php
出典:すばる星空倶楽部 ‐ 冬の夜空にすばるを探そう!

今回は、(2月もまもなく終わりますが…😅)2月の天体イベント、

見られたら長生きできる!?と言われている『カノープス』をご紹介します。


カノープスは『りゅうこつ座』の星の1つ。

明るさは-0.7等級と、シリウスの-1.5等級に次いで夜空に輝く星のうち全天で2番目に明るい星です。

画像:国立天文台HP


中国ではカノープスを「南極老人星」と呼び、

長寿や幸福の象徴として、この星を見ると寿命が延びるという言い伝えがあるんだとか。


また、千葉県の房総南端に”布良(めら)”という町があります。

横浜ベイサイドマリーナから2時間ほどで、プレジャーボートが係留できる港もある港町です。

房総半島を中心に、その布良の方角に見える星ということで

カノープスを「メラボシ」と呼ぶ地域があるようです。

長寿の星『カノープス』を探せ!

カノープスは南の低空にしか見えず、地平線より上にある時間が短いので、

天体が真南に来て地平線から最も高くなる「南中」時刻の前後約30分が観察チャンスとなります。


全天で2番目に明るい星ですが、空の低い場所に位置するために大気の影響を受けて暗く、赤っぽい色に見えます。

『カノープス』の見つけ方

 ・良く晴れた夜で、南の地平線や水平線が見渡せる場所
 (展望台などの高いところでも🙆‍♀️)

 ※新潟県新潟市から福島県相馬市を結んだライン(北緯37°50′付近)より北のエリアでは、地平線より上に昇らないため、観測することができません。

 ・おおいぬ座の『シリウス』を目印にして、
  南の地平線すれすれの赤く輝く星を見つける


ちなみに、今週末の横浜での南中時刻は

2/25(土) 19:45
2/26(日) 19:41

19:10~20:20頃がチャンスタイムとなります⭐
(南中時刻は1日に約4分毎早まっていきます)

©国立天文台


横浜近郊だと稲村ケ崎や江ノ島が比較的見やすいようです👀


アストロアーツさんが公開している「カノープスマップ」で
カノープスが見られる場所がわかりますよ🗺

カノープスマップ
https://canopus-map.astroarts.co.jp/


2/23、
カレッタ汐留 46F 展望フロアにてカノープスチャレンジをしてきました!

※室内且つ素人撮影の為、シリウスすら映らずただの夜景写真になりました🤣

羽田空港を発着する飛行機と何度か見間違えましたが、

なんとな~く南の地平線ぎりぎりにそれっぽい星が⭐


心の声(これは見れたことにしていいのだろうか・・・)


モヤモヤが残るので、週末リベンジします✊


皆さまも縁起の良い星『カノープス』を見つけてみてください👀⭐


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